海外でもアドセンスで収入を得られることは非常にうれしいのですが、こと中国の場合は、色々な問題がありなかなか収益を上げることが難しいのが現状です。
今回、アドセンスの収益が入金されたことを機に、これから中国でアドセンスを始められる方向けに、申請から受け取りまでを記事にしたいと思います。
特に困った点として
- 中国から日本向けにサイトを運営するにはVPNが必須
- アドセンスの住所確認書類が届かない
- 振込先銀行口座の設定が難しい
といったことが挙げられます。
詳しく見ていきますね。
1.アドセンスを開始する前の注意事項
基本的に中国では全てのGoogle関連サービスを使う事はできません。
Google検索はもちろん、Gmailやサーチコンソール、アナリティクスなどサイト運営に欠かせないツールは接続すら許されていないのが現状です。
日本向けにサイトを運営するのであれば、まずはVPNを使えるようにすことが必須です。
他にもさくらレンタルサーバーなどは約款で中国向けの記事には制限が入っていたりしますのでご注意ください。
第16条(禁止事項)
1.利用者は、次の各号に該当する行為を行ってはなりません。xxii. 中華人民共和国(以下、「中国」といいます)の法令が適用される利用者については、以下の行為
ア 中国の法令が規制するコンテンツを掲載する行為
イ 中国の法令にて特別な許可証を必要とする事業を営む場合において、当該許可証を有さずにコンテンツを掲載する行為
ウ 中国に対する反体制的な意見のコンテンツを掲載する行為
エ 中国の文化・習慣に対する過激な意見のコンテンツを掲載する行為
オ 中国の機密・安全を脅かす恐れのあるコンテンツを掲載する行為
カ 帝国主義的・封建主義的な思想や迷信を発表する行為
ちなみにこのサイトはエックスサーバー で運用しています。
2.中国でのアドセンス申請は?
Googleアドセンスの申請は、VPNが必要ですがそれ以外はほとんど日本の申請と変わりありません。Googleアカウントとサイト(無料ブログ不可)があれば即申請可能です。
今年(2018年)初めあたりまではアドセンスの審査が厳しく、審査が通らないといった声がよく聞こえていましたが、後半に入って受かったという声をTwitterなどで複数見かけるようになりました。
申請手順などはGoogleで検索するとたくさん出てきますので、ここでは割愛します。
僕の場合は、メインサイトを2018年1月から開始し、何度も審査に落ちつつ半年後の7月13日にやっと合格通知を受け取ることができました。120記事程度、8万PV程度だったと記憶しています。
何度も落ちてだいぶやる気も下がっていた時に、2~3か月間をおいて申請したら受かったという状況でした。この間、特にサイトは変更していなかったと思います。
ここはかなり、個人の主観が入っていますが、
- 2018年後半から審査基準が変わったのかもしれない
- 最新のトレンドの更に特化した内容のサイトのため、広告自体があまりなかったのかもしれない
といったことが受かった時に考えたことです。
3.アドセンスに合格した後にやること
中国での住所確認
中国の場合はアドセンスの収益が10ドルを超えると、住所確認用はがきの送付依頼が可能となります。
僕の場合は10ドルを超えた段階で、すぐに送付の依頼したのですが、待てど暮らせど全く届きませんでした。
アドセンスは一番最初の住所確認申請後、4か月経つと広告配信が停止されます。
ここがアドセンスの合格以上に苦労というかハラハラした点です。
僕の場合、住所は日本語でも大丈夫という情報があったので、中国語を日本語の漢字に直して登録していましたが、ひょっとしたら英語で記載する必要があったのかもしれません。
4週間たっても来なかったため、住所の確認後再送付依頼を出しましたが、更に4週間たっても来ず。
そのまま3回目の再送付申請となり、その時にアドセンスのアカウントページでWeb申請用のリンクが表示されるようになりました。
アドセンスのヘルプページには以下のように記載されています。
公的な身元確認書類、または国内で発行された請求書(住所がわかるもの)の写しを送ることはできますか。
お住まいの地域によっては、住所確認として公的証明書類を送付することができます。
その場合、AdSense アカウントのホームページに通知が表示されます。送付方法もそちらからご確認いただけます。
3回目の再申請から30日経つ必要があり、それを経過した後に上記のリンクから住所確認申請を行いました。
住所と名前が記載されている銀行の取引履歴を画像でアップロードしたところ、なんと3分で確認完了のメールが送付されてきました。
これまで待った3か月間はなんだったのかとも思いましたが、取りあえず完了との事で良かったです。
僕の場合は、ちょうど銀行口座の住所変更をしたところで、その変更後の写しがありましたのでそれをアップロードしました。
恐らくですが、ここも機械学習による自動処理が行われていて、アップロードされた書類を自動的に判定しているのかもしれません。
この記事書いているときに同じような方を発見したのでリンク張っておきます。カナダ在住の方のようです。
【雑記】アドセンスの住所確認期限が残り1ヶ月をきってもPINが届かなかったときの解決方法。
収益の受け取り口座の設定
中国でアドセンスの収益を受け取る場合は、ウエスタンユニオンで受け取るか、銀行振り込みで受け取るかの2種類の方法があります。
銀行振り込みで受け取る場合は、分かりづらいのですが「新しい電信送金の詳細情報を追加」から口座情報を追加する必要があります。
以下の情報が必要となります。
- 銀行口座の名義
- 銀行名
- SWIFT BIC
- 口座番号
注意点として、銀行口座の名義は通常、英語名になっていると思いますので英語で入力しましょう。また銀行名も英語で記載しました。
なおSWIFTコードは、各銀行、支店毎にSWIFTコードが設定されています。僕の場合は、直接銀行に電話して聞きましたが、銀行によってはネット上で調べられるかもしれません。
他にも重要な点として、米ドルでの受け取りになるので、米ドルで受け取れる銀行口座を指定する必要があります。
事前に銀行に米ドルでも受け取れるかを聞いておくのが良いかと思います。
アドセンスアプリのダウンロード
VPNが必須ですが、アドセンスアプリをダウンロードすることで簡単に収益を確認することができます。
特にIphoneの方は、ウィジェットに登録しておくと、スライドだけで収益を確認することができるのでお勧めです。
4.住所確認後の送金まで
住所の確認が完了すると、たまっていた未払金の支払いが即行われました。
時間帯にもよると思いますが、中国時間13時ごろに確認が完了し、当日中に支払処理を行った旨のメールが来ました。
翌日夕方には、支払口座に指定した銀行のアプリで入金を確認できました。
まとめ:中国でアドセンス収益を得るのは大変
サイト開始からアドセンス合格まで半年かかり、また住所確認に3か月掛かり、収益の受領まで非常に長かったです。
これから中国でアドセンスを始めたい!という方もいらっしゃるかと思いますので、ぜひとも参考にして頂ければと思います。
なお冒頭でも書きましたが、何をやるにしてもVPNは必須ですのでぜひ契約しておきましょう。
ちなみに僕がオススメするVPNも記事にしていますので、よかったら見て行ってください。
リンク:徹底したユーザ目線!話題の「かべネコVPN」6つのここがすごい!
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