2018年7月下旬から始まった中国当局によるVPN規制の影響で、「VPNがつながらない!」という声がTwitterを始め色々なところから挙がっています。
またVPN提供会社も各社てんてこ舞いの状況のようで、日々新規サーバの立ち上げなど対応に追われているようです。
そんな状況を打破すべくかべネコVPNさんが新たにVPN規制のサービスを始めたのでご紹介します。
この記事はこんな人向けです。
- Shadowsockは使いたくない!
- 仕事でVPNを使っている
- 1秒でもVPNがつながらないのはイヤ!
テスト的にサーバローテーションをかべネコさんで行っていましたが、そもそものPPTP接続やL2TP接続が中国から制限されてしまったため現在ではサーバローテーションは行っておりません。
VPN接続用にはIKEV2に変更しており、こちらの内容で新たに記事を作成したいと思います。
そのため以下の内容は「こんな事もやっていたんだなぁ」程度に参照ください。
Contents
1.2018年7月下旬。最大級のVPN規制が始まる
7月下旬からもう既に1か月以上、中国当局によるVPN規制が続いています。年々厳しくなっていますが、今回はこれまでになく長期間のVPN規制が行われており、ユーザはもちろん、各VPN提供会社もこの規制がいつまで続くのか戦々恐々といった状況です。
例えばかべネコVPNさんの状況でいうと、2日に1回午前0時にPPTP接続、L2TP接続のサーバに規制が入り、その度に新規サーバを立てて対応しなくてはいけない状況です。
もちろん利用者側も、規制が入る度にスマホやPCのVPN設定を変更しなければならず、ネット利用において相当な負荷が掛かっていることは確かです。
下記はTwitterから引用
日本で契約したVPNがこの3日間、ただの一度もつながらないので、怒りの金返せメールをしようとコンタクトフォームにアクセスしたら、中国当局から完全にサービスを遮断されてる、今、解決に向けてがんばってるという声明が😱
マジですか?私が使ったのはたった1日ですよ?2年分払ったのに。。— Nakano Nekorin@ギーク中国語講座 (@25rin) 2018年8月30日
想像はしてたけどなかなかVPNつながらない
— ぬー (@tig867) 2018年8月28日
ここ数日VPNのつながりがすこぶる悪く、
「ブログの影響か?」と思ったりしています。(←違うと思うけど)
中国政府も注目するブログ?なんて妄想しながら(笑)
つながらないイライラを、笑いに変えています。今日は瀋陽では日常茶飯事に起こる、「アレ」です。#瀋陽https://t.co/rqqXafBbAO
— ちゃーちゃん@中国瀋陽 (@ChachanChina) 2018年8月23日
2.かべネコVPNさんの現状
まず知っておいていただきたいのは、かべネコVPNさんの利用ユーザの7割以上がShadowsocksを使っていることです。
残りの3割がPPTP通信もしくはL2TP通信のVPNを使っているようですが、ShadowsocksとVPNの両方を使う人もいると思うので、VPNのみ使っている方はこれよりもっと少ないと思われます。
Shadowsocksを使えば問題なく規制回避できているので、今回開始したサーバーローテーションはこの3割の方向けのサービスとなります。
Shadowsocksについて知りたい方は下記記事をどうぞ。
>> もうVPNは不要!?新接続方式Shadowsocksを使ってみたら驚愕した
3.サーバーローテーションサービスとは?
このような状況の中、かべネコVPNさんが2018年8月30日に「サーバーローテーション」サービスを開始しました。
上記図を見ていただけると分かりやすいと思いますが、「サーバーローテーション」とは簡単にいうと
- 時間帯によって接続可能なVPNサーバをかべネコVPN側で切り替える
- ユーザ側が時間帯によって接続先を変更する必要がある
- 対象時間外はそのサーバ以外VPNの利用できない
正直、これを聞いただけだと「は?」ってなりますよね。
「時間帯によって接続するサーバ切り替えないとVPN使えないの?」と。
「そんなのめんどくさくて、やってらんない」と。
実はこれ、提供会社も利用ユーザもお互いにメリットがあるんです。
まずかべネコVPNさんがサーバーローテーションを始めようとしたきっかけを次でご紹介しますね。
4.サーバローテーションを始めようとしたきっかけ
かべネコVPNさんも7月下旬の規制以降、毎日のようにサーバに規制が入り、その都度、新しいサーバを立て続けてきました。
ただ、中国当局の規制は毎回同じ時間(午前0時)に行われるため、規制が入っても朝4時~5時ごろに新規サーバを立てることによって、ユーザが朝からVPNを利用できるように対応してくれていたのです。
しかし、8月22日のたった一度だけ、午前0時ではなく午前10時に規制が行われました。この結果、日中VPNを利用できない時間帯が5時間生まれたのです。
この日中の5時間がかべネコVPNさんが大きな問題と考えたため、システムを作り替え、新たにサーバを複数台用意し今日まで準備を進めていたのです。
もちろんサーバーローテーションだけでなく、通常の常時稼働サーバも残した状態でです。
普通だったら各社一緒だし、日中5時間だけの利用不可なんて「まぁいっか」と思ってしまいそうですよね。
5.サーバーローテーションのメリット
そんなこと言っても接続先変えるのめんどうだし……というあなたに双方のメリットをご紹介します。
かべネコVPNさん側のメリット
・サーバの接続数を減らすことによって規制の対象から外れやすくする(かも)
まだ始まったばかりなので何とも言えませんが、VPN通信が行われている接続数が少なくなることによって規制対象から外れる可能性があります。
もし規制の対象から外れることになれば、何度もサーバを立てる人件費やサーバ自体のコストを下げることができます。(現時点では常時稼働サーバも残しているので何とも言えませんが)
ユーザ側のメリット
・いつでも24時間VPNが使えるように時間帯によって変更する
接続先を変更する手間が発生するのですが、たとえ予期せぬ時間帯に規制が入っても次の時間帯ではすぐにVPNを利用することができます。
またサーバローテーションによって規制が入らなければ、初期設定さえしっかりしておけば、わざわざ規制の度に接続先を変更する必要がなくなります。
・今まで通り常時稼働サーバもある
現時点では常時稼働サーバも残しているため、2日に1回接続先を変更することでこれまで通りの運用も可能です。ただこちらはローテーションがうまくいった場合で、この規制が今後も続く場合はなくなる可能性が高いです。
6.サーバーローテーションをうまく利用するために
サーバローテーションを上手に利用するために以下の設定をしておきましょう。
下記画像はWindows10のVPN設定画面ですが、各時間帯のサーバを事前に設定しておくことによって、今の時間はこの接続!というのを分かりやすくできます。
スマホやタブレットの場合もこうしておくと便利かと思います。
まとめ
VPN各社、戦々恐々としている状況ですが、何とか早くこの状況が収まってほしいですね。
もしこの状況が続くようであれば、本当にVPN接続終わりの時代が来るかもしれません。
なお、何度も言いますがShadowsocksを使えば問題なく規制回避ができるので、ぜひ一度使ってみてください。
>> もうVPNは不要!?新接続方式Shadowsocksを使ってみたら驚愕した
よろしければこちらの記事もどうぞ!
・それホントにVPNが原因?実はスマホが原因かも?
>> VPNが遅いと感じるあなたに!VPNの仕組みと速度を改善する方法
・かべネコVPNを契約する前に絶対見ておきたい
>> 徹底したユーザ目線!話題の「かべネコVPN」6つのここがすごい!クーポンもあるよ
当サイトがオススメする「かべねこVPN」について、問い合わせ対応や通信速度を徹底検証してみました。
ユーザを第一に考える会社エフネット
- 規制に強い!
- 繋ぎっぱなしてOK!
- 簡単設定!
- 速度も速い!
今なら誰でも何回でも使える10%割引クーポンも貰える!購入時に「AB999」と入力してください。
良いとこだらけの「Shadowsocks」が使える「かべねこVPN」で、快適ネットライフを送ろう!