ここでは、VPSを借りてVPNサーバを構築する場合のメリットとデメリットを記載します。
VPNサーバ構築は簡単らしいよ?と聞いて実際に試してみたい方は一度この記事を読んでいただけるとありがたいです。
Contents
実際自分でVPNサーバを構築するのはどうなのよ?
僕の場合は、簡単なIT知識は持っていたのでネットの情報から自分で構築するのはそれほど苦ではありませんでした。
また使ってみた感想ですが、VPNの接続速度は確かに早いです。企業のVPNを「1」とすると「5」とか「10」とか出たりします。
ただ僕の場合は、検索や短めの動画を見るくらいなのでそれほどスピードは必要としておらず、どちらかというと、企業のVPNをメインに独自サーバをサブとして併用しているような状態です。
僕の場合もそうでしたが、自作したVPNサーバでも規制が掛かったりするので、「Shadowsocks」用のVPNサーバであれば自作するのもありだと思います。
それにVPSサーバはさくらVPSで685円/月と最近安いですしね。
「Shadowsocks」についてご存じない方は「もうVPNは不要!?新接続方式Shadowsocksを使ってみたら驚愕した」を参照してみてください。
VPNサーバを自分で構築した場合のメリット
通信速度が圧倒的に早い
VPSの場合は、共同使用している人にもよるかもしれませんが、企業VPNとは違い基本的には自分のみVPNを使うため圧倒的にスピードが出ます。
僕の環境の場合は時間帯にもよりますが、VPNで10Mbps程度、Shadowsocksで50Mbps程度出ます。
ご自身が必要なVPN速度が出ていない方は試してみるのもいいかもしれません。
必要なIT知識は少なめ
最近ではネットの情報もだいぶ増えていて、IT初心者の方でも自分でVPNサーバを構築することができるようになっています。
ただそれでも普段は使わない「Linux」OSで構築するのが一般的なので、LinuxOSを今まで一度も触ったことが無い人は、ご自身のPCで一度触ってから実際にレンタルサーバを借りるなどしてみたほうがよいと思います。
特に「vi」コマンドなどはWindowsユーザにとって「気持ち悪い」かもしれません。
初めての環境ってワクワクするよね
かなり個人的なメリットかもしれませんが、会社で新しいPCを渡された時や新しいゲーム機を手に入れたときなんかはワクワクしますよね。(僕だけ・・・?)
VPSの場合は簡単にリセット(OS再インストール)できるので、例えおかしな操作をしてOSを壊してしまった場合でも簡単に初期状態に戻せます。
もちろん無料期間もあるのでその間にVPN接続できることを確認しておきたいですね。
そこら辺のVPN会社より安価に済む。(規制されない場合)
最初のほうでも書きましたが、VPSは月1000円もしないのでかなり安価にVPNを使うことができます。
ただ一旦規制が入ってしまうと、我慢して待つか、別なサーバを用意する必要があるためその分割高になる可能性があります。
通常企業VPNであれば、企業側が即新規にVPNサーバを建ててくれるので、僕たちは特に気にする必要はないのですが、自作サーバの場合はこの点に考慮が必要です。
VPNサーバ自作のデメリット
日本円で支払う必要がある
基本的には日本のVPSサービスを利用すると思いますので、当然クレジットカードで日本円で支払う必要があります。
中国元しか持ってないよ!という方には厳しいので、その点注意が必要です。
追記:conoHaのvpsであれば支付宝から中国元で払えます。ただレンタルサーバーを借りた時は中国の身分証と連携している(中国人)しか払えなかったのでvpsも同じかも知れません。
規制が入ると別なサーバを用意する必要がある。
前のほうで何度も触れていますが、僕の場合は規制強化期間とも被ったので、L2TP方式の接続が規制されVPNが使えなくなりました。同じVPSサーバにShadowsocksも建てていましたが、そちらは問題なく使用できています。
L2TPというプロトコル単位の規制でしたので、規制強化期間が終わったらまた元通りVPNも使えるようになりましたが、もしIPアドレス単位で規制が掛かっていた場合は新たに別なサーバを用意する必要があります。
結局得なの?損なの?
短期の出張であれば規制が掛かる可能性が低いので、無料期間中にVPNサーバを建てて使ってみるのはいいかもしれません。
また長期滞在者であれば、「Shadowsocks」用のサーバであれば規制される可能性も低いのでオススメできます。やっぱりこれからはShadowsocksが使えないと企業VPNであれ、自作サーバであれ快適には使えないと思います。
僕が使っているレンタルサーバ(VPS)の構成
僕の場合は、「さくらのVPS(512MBプラン)」の石狩サーバを使っています。
また筑波大学提供の「SoftEther VPN」を利用して、VPNの場合はL2TPというプロトコルを使っているので、IPhoneでも問題なく接続できます。
実際の通信速度は1回計測しただけなので、どこまで正確かは分かりませんが、「VPN接続で5.68Mbps」、「Shadowsocksで47.1Mbps」出ています。
※表示速度は環境によって全く変わるのでご参考としてお考え下さい。
画像の表示形式が違いますが、Shadowsocksではアップロードが正常に計測できなかったためです。環境については違いありません。
さくらVPS利用時の注意点
「さくらのVPS」には2週間の無料期間がありますが、無料期間中は2Mbpsまでの速度制限があるため最大速度を計測する場合は無料期間終了後に確認しましょう。
また、自動継続システムのため何もしないと無料期間を超えた場合、自動で契約となります。無料期間中に解約する場合はコントロールパネルから解約手続きをしましょう。
まとめ
ご自身でVPNサーバを建てる場合は、Shadowsocks用であるか、もしくは短期滞在である場合に僕はオススメします。
もちろん使用感を試してみたり、サーバ建てて遊んでみるという事はできますので、ぜひとも無料期間中に楽しんでみてください。構築方法については別途記事にしたいと思います。
なお、日本の自宅PCをVPNサーバ化はしたことが無いので何とも言えませんが、電気代と電源管理をきちっとできるのであればレンタルサーバ(VPS)と同様に、検討してみるのも良いかもしれませんね。
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